グラボなしライトゲーミングPC 〜準備編〜

中古ゲーミングPC
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こんにちは。パパじゅんです。

昨年の秋ころからでしょうか。グラボが高騰し始めたのは。

最初はRTX系の新製品の在庫不足から始まって、年末には中古パーツ市場の価格が高騰。昨年夏頃に中古で2万円を切る価格だったGTX1660TIが今や5万円近い値段にまで高騰しています。

半導体不足や巣篭もり需要でゲーミングPCの人気が急上昇。要となるグラフィックボード(グラボ)の価格が高騰。

もともとPCパーツは、新商品が出ると旧商品を売って新商品の購入資金に充てる傾向があるため、比較的潤沢に中古市場に型落ちのパーツの在庫が存在しています。

価格相場が出来上がっている市場のため、新製品⇒1世代前⇒2世代前…とほぼ右肩下がりに商品型番系列ごとに価格が形成されているので、ある程度調べていくと自分が求める性能のパーツが見つかり、予算の範囲で購入していくことができます。

中古パーツ市場の流動性も高いので、調べたときに市場に在庫がなくてもやがて市場に流通してくることが多いです。

グラボが高騰するまではじゃんぱらやドスパラ、ヤフオク等でパーツを探し、複数の組み合わせでベンチマークを走らせてその結果をもとにメルカリで売却していました。

グラボが高騰してからはヤフオクでジャンクPCを購入してしばらく自分で使ってみてメルカリで売却していましたが、テレワーク需要でヤフオクでのジャンクPCの価格も上がってきてしまったので、今年に入ってからは新たな試作はしていませんでした。

ところが、先日長女が自作PCの作り方を聞いてきたので改めてクラボの新製品の価格を調べてみたところ、RTX3070TIなどハイクラスのグラボの価格が昨年はじめころの価格に戻りつつあるのがわかりました。

ASUSTek TUF Gaming NVIDIA® GeForce RTX™ 3070 Ti 搭載ビデオカード OC/PCIe 4.0 / 8GB GDDR6X / HDMI 2.1 / DisplayPort 1.4a /デュアルボールファンベアリング, ミリタリーグレードのコンデンサ/GPU Tweak II TUF-RTX3070TI-O8G-GAMING
グラフィックスコア : NVIDIAGeForce RTX 3070 Ti / バスインターフェース : PCI Express 4.0 / OpenGL : OpenGL 4.6 Engine Clock OC Mode : 1815 M...

ただ、ミドルクラスの中古グラボは未だに昨年はじめころの3倍近い価格で流通しています。

本来は流動性の高いミドルクラスのグラボですが、一旦新製品が市場から消えてしまっていたのでしばらくはもとに戻らさなそうです。

だからといってハイクラスグラボに手を出すほどゲームに時間を費やしているわけでも無いので、ミドルクラスがほしいところですが、新品を買うほどでもないのでどうしようかなぁと思っていました。

そこでふと思ったのが、そもそもMSFS(Microsoft Flight Simulator)や黒い砂漠などハイクラスグラボがないと起動すらしないオンラインゲームはめったにやらないし、マイクラやフォートナも画質を落とせば動くんじゃね?と。

なので、グラボ無しでどこまでオンラインゲームが動くのか試してみようと思ったのが今回のきっかけです。

今回は、我が娘がグラボなし自作PC作りの参考になるブログに仕上げるのが目標です。

これから自作PCに挑戦する多くの人の参考になればと思います。

初心者向けということをご承知おきください。

まずは必要パーツ構成から

まずは動く状態にするために必要な最低限のパーツから列挙していきます。

・マザーボード

・CPU

・CPUクーラー

・メモリー

・ストレージ

・PCケース

・電源ユニット

・OS

・マウスとキーボード

パソコンは上記のパーツがあれば使えるようになります。

それぞれのパーツの詳細は以前のブログも参考にしてください⤵

マザーボード

マザーボードには大きく3つのサイズ企画があります。

・一番大きいATX

・流通量の多いMicroATX

・コンパクトPCに最適なMini-ITX

まずはパソコンの大きさを決めます。

大きくていいならATX。あんまり大きいと困るならMicroATX。グラボなどの拡張性を捨てる代わりに出くるだけコンパクトなPCにしたいならMini-ATX。

今回はゆくゆくはグラボを追加できるようにMicroATXを選択。

続いて、このあと説明するCPUメーカーごとの違い。

・スタンダードなintel

・ゲーミングPCで人気なAMD

今回はCPU内臓のGPUの性能を重視するため、AMDを選択。

最後にチップセット。

ここは説明が複雑になってしまうので、ポイントを絞って説明します。

・intelCPUを選んでいる場合(現行製品は500シリーズ)

 ・オーバークロックをしたいなら頭文字に『Z』付き

 ・それ以外の頭文字に『B』はミドルクラス。『H』は低価格なローモデル。

・AMDCPUを選んでいる場合(現行製品は500シリーズ)

 ・オーバークロックをしたいなら頭文字に『X』付き

 ・スタンダードな頭文字『B』付き

ここでのポイントは、マザボとCPUは製品の世代を基本的には合わせる必要があるということです。

このブログを書いている時点での現行製品は、intelCPUは11世代、AMDは第4世代なのでそれぞれの世代に対応したCPUとチップセットの組み合わせが必要となります。

基本的にと書いた理由は、1世代前後はBIOSのアップデートによって使用可能となりますが、ややこしくなるので今回は端折ります。

今回はオーバークロックはしないため、AMDのA520チップセットを選択。

マザボはMicroATXのA520を選択

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CPU

マザボの項目でも触れましたが、CPUメーカーは大きく2つ。

・スタンダードなintel

・ゲーミングPCで人気なAMD

今回はグラボなしの運用を試しますので、内蔵GPU(CPU内蔵のぷちグラボみたいなもの)の性能の評価が高いAMDを選択。

一応各メーカーごとの性能順に並べると

・intel

 celeron<Pentium<core i3<core i5<core i7<core i9

intelCPUは基本的にGPU内蔵。ただし末尾に『F』付きはGPUなし。『K』付きはオーバークロック可能モデル。

・AMD

 Athlon<Ryzen 3<Ryzen 5<Ryzen 7

AMDCPUは基本的に内蔵GPUなし。なのでグラボ必須ですが、末尾に『G』付きはAPUと呼ばれており、GPUの性能がintelより強化されたCPUとなっています。

今回はグラボなし運用のため、AMDのミドルクラスAPU、Ryzen 5 PRO 4650Gを選択。

CPUはAMDのRyzen 5 PRO 4650Gを選択

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CPUクーラー

CPU付属の純正CPUクーラーでも良いのですが、今回は純正が同梱されていないRyzen PROを選んだので、リテールCPUクーラーを購入します。

CPUクーラーは大きく分けて3種類。

・純正に近いトップフロー型

・よく冷える(はず)サイドフロー型

・さらによく冷える(はず)水冷型

今回はMicroATXケースを選択しているので、ケース内サイズに余裕があるためサイドフロー型を選択します。

最近はPC内が見える透明ケースも流行っているので、見せる自作PCを目指す人はRGB水冷クーラーがおすすめです。

CPUクーラーはサイドフロー型を選択

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メモリー

続いてメモリー。

メモリー選びのポイントはズバリ容量です。アクセススピードもあるのですが、正直違いを体感できません。(私が鈍感だから??)容量を増やすほうが違いを体感できます。

一応性能順に並べると

 PC4−17000(DDR4-2133)<PC4−19200(DDR4-2400)<PC4−21300(DDR4-2666)<PC4−22400(DDR4-2800)<PC4−23400(DDR4-2933)<PC4−24000(DDR4-3000)<…PC4−33600(DDR4-4200)

となります。途中端折りましたが、今回は最も流通量の多いPC4−21300(DDR4-2666)を選択。

重要な容量ですが、同じ企画・容量を2枚刺すとデュアルリンクと言って、メモリーの性能を最大限引き出すことができますので、8GBx2枚=16GBもしくは16GBx2枚=32GBがおすすめです。

今回はライトゲーミングPCを目指しますので、16GBにしておこうと思います。

メモリーはPC4−21300(DDR4-2666)の8GBを2枚刺しで合計16GBを選択

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ストレージ

以前のブログでも書きましたが⤵メモリーを机の大きさ(作業スペース)とすると、ストレージは引き出しや本棚です。

作業スペース(メモリー)も引き出し&本棚(ストレージ)も大きいに越したことはありませんが、予算に合わせることも重要です。

ストレージは大きく2つに分類されます。

・アクセススピードは遅いが大容量低価格なHDD

・アクセススピードは早いがHDDより高価なSSD

上記2つを使い分けます。OSをインストールするメインストレージには高速アクセスが可能なSSDを選択。画像や動画などのデータは大容量のHDDを選択。

SSDもSATA接続タイプと更に高速アクセス可能なNVMe M.2タイプがあります。

最近は価格差がなくなってきたので今回はメインストレージにNVMe M.2の500GBのみにします。

グラボを追加して複数のオンラインゲームをインストールする場合はNVMe M.2の1TB以上が必須となります。

メインストレージはNVMe M.2の500GBを選択

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PCケース

唯一目につくPCパーツなのでこだわりたいところですが、一番予算を調整できるところでもあります。

以前は格安ケースはうっすいペナペナな貧弱ケースばかりでしたが最近はそんな事ありませんのでご安心を。

選んだマザボのサイズによって選ぶPCケースのサイズが変わります。

それ以外の選択肢としては、PC内部が見えるかどうかくらいです。

今回は低予算を重視しますので、MicroATX対応ケースで価格コム最安値のケースを選択。

価格重視のMicroATXケースを選択

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電源ユニット

PCパーツ最後は電源です。

選ぶポイントは容量・耐久性・静音性です。

まずは容量。これはどこまで拡張するかによって決まります。

例えば、グラボを搭載する場合はそのグラボの推奨電源容量以上にすることが必要になります。

今回は追加する予定は無いので600W以下で探します。

電源ユニットには電気変換効率の基準が規定されています。いわゆる『80PLUS』です。STANDARD、BRONZE、SILVER、GOLD、PLATINUM、TITANIUMの6段階が規定されていますが、一般的なのはSTANDARDとBRONZEです。

電源喪失が起こってはいけないサーバー用途や、常時高出力で電気を消費するゲーミングPCにはGOLD、PLATINUM、TITANIUMが最適です。

今回はライト仕様なのでここにはこだわりません。

耐久性は個体差が多く、静音性は人それぞれ感じ方が違うので今回も予算を重視して耐久性と静音性にはこだわりません。

電源ユニットは600W以下を選択

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OS

上記のPCケースまででハードは完成です。

正しく接続すればBIOSが起動します。

ただBIOSが起動してもパソコンとしては使えません。最後にOSをインストールして自作PC完成です。

ここはWindows10一択です。

ネットで調べ物やワードなどのオフィス仕様で、オンラインゲームはminecraftくらいしかしないという方はオープンソースのlinuxが無料で使えるのでおすすめですが、今回のライトゲーミング自作PCからは外れた用途となるので、また機会があったら書きたいと思います。

windows10はオンラインでも購入可能です。今回作成するPC以外にPCがある場合はオンラインで購入してデータをダウンロード。USBメモリーに格納して直接インストールできます。

こちらも機会があればインストール方法を書きたいと思います。

OSはWindows10を選択

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マウスとキーボード

最後にこれがないとなにもできません。マウスとキーボード。

これはほんと、お好きなものを買ってください。

有線・無線がありますが、無線タイプをおすすめします。

Amazonでやっすいのを買っても問題ありません。入力デバイスは壊れるときは壊れます。

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まとめ

必要パーツをまとめてみましょう。

・マザボはMicroATXのA520を選択

・CPUはAMDのRyzen 5 PRO 4650Gを選択

・CPUクーラーはサイドフロー型を選択

・メモリーはPC4−21300(DDR4-2666)の8GBを2枚刺しで合計16GBを選択

・メインストレージはNVMe M.2の500GBを選択

・価格重視のMicroATXケースを選択

・電源ユニットは600W以下を選択

・OSはWindows10を選択

・マウスとキーボードは無線接続のお好きなものを

ほぼパーツ選定までしていますので、あとはお好きなケースやマウス・キーボードを選べば自作PCは完成します。

次回は実際に娘に組み立てからOSインストールして、実際にフォートナのプレイレビューをしたいとおもいます。

娘が協力してくれればですが。。。

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